ウクライナでは10月10−11日にかけて、ロシアによるミサイル攻撃があり各地で被害が発生しました。
ロシアのプーチン大統領は8日に起きたクリミア大橋の爆破事件をウクライナによるテロとし、その報復と主張しています。
クリミア大橋は、ロシアが占領するウクライナ南部への補給路としても使われており、それ自体が軍事目標と言えると思います。
しかし、今回のロシアのミサイル攻撃は無差別な都市への攻撃です。どちらがテロ行為に近いかは、言わずもがな明らかでしょう。
最近だと、都市への無差別なロケット弾攻撃は、パレスチナ自治区のガザ地区を実効支配するハマスが2021年に敵対するイスラエルに対して行った例があります。
ハマスは、正規戦ではとてもイスラエルとは戦えません。
このような戦術にしか訴えられないということは、ロシアが追い込まれている証拠とも考えることができると思います。
恐らくプーチンは、都市への無差別な攻撃により、ウクライナ国民に恐怖心を植え付けようとしたのでしょう。
ただウクライナは変わらず南部で攻勢を続けています。
テロは被害を受けた相手に、憎しみの気持ちを抱かせこそすれ、国民国家が相手では、その国に住む人たちを屈服させることなどできないということを明らかにしたのだと思います。
G7は早速オンラインを開き、ロシアの攻撃を非難しました。
日本も、自由と民主を擁護する西側陣営の1カ国として、今まで以上のウクライナ支援が求められると考えます。
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